同棲している彼氏が戻って来いってうるさいの。後で絶対戻ってくるから、一回帰るね。
必ず戻ってくるから・・・。必ず。その甘美ながら噓偽りに満ち溢れた言葉を信じたが、必ずは果たされなかった。
【出会いは、某マッチングアプリ】いいね100オーバーの美女
婚活女子の余りの多さと、自分との相性の悪さを感じていたペアーズ。有料期間も終了していたので、ずっと放置していたが、他のアプリがスランプに陥り、状況を打破したかったので再開することに。
ずっと放置していたからか、いいねは5以下。人気女子は勝率が低いが、ダメ元でアプローチしよう。徐々に徐々に。
そんなことを思っていたころ、今回のヒロインである彼女から偶然のアプローチ。いいね数は偶々少なかったけれど、見た目は麗しく、受け答えからも育ちの良さが伺えた。
いつもならエッチを確定してからアポを取るが、ストナンへの興味が強くわいていた僕は、ペアーズ、そしてLINE上での性的なアプローチを押さえ、夜のワインデートを取り付けたのであった。
【第一印象は最悪】顔が刺さらず、広がったパーソナルスペース
有名な待ち合わせ場所で合流し、ホテル街そばのレストランへ。事前にコースを予約しておいたことを強く伝え、ドタキャンなど無くスムーズな流れでお店へ。
L字のソファーシートを取っておいたつもりが、予約の間違いで横並びのカップルシートへ。密閉空間でアプローチも容易だったので結果オーライだったが、パーソナルスペースは広く取られ、足も僕を避けるように組まれている。戦いの困難さは明らかだった。
あ、すこしぽっちゃりしていましたが、普通に美女でした。レベル的にはクラスのアイドルくらい。超絶美女ではないが、確実にモテるレベルの女性。
【話好きの彼女】海外でのトークから徐々に解ける警戒心
ネトナンで培ってきた経験、大学時代かじった心理学、Twitterやブログでのナンパ師さん達の戦術、そして仕事で鍛え上げたトーク力。
これらを使えば、結果を残せるだろう。そう信じ、ワインディナーが始まった。スパークリングワインで乾杯し、ジャブでファッションを攻める。
●●ちゃんっておしゃれよな。上下のバランスいいし、リングも似合ってる。そのセット買ったのはセンスええね。
- うなずく
- オウム返し
- オーバーリアクション
以上の3点を意識し、会話を盛り上げる。ワインもほどほどに進み、自然な流れで恋愛の話へ。
彼女:「ねえ、〇〇くんは今までどんな恋愛してたの?」
ぼく:「何、ちょっと興味でてきた?割と普通やでー」
彼女:「普通とかウザ(笑)印象的なのとかないの?」
そして、僕の海外での金髪美女とのエピソードを皮切りに、流れは変わるのであった・・・。